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愛犬に「甘酒」を与えても大丈夫!期待効果や注意点について

目次

日本の伝統的な発酵飲料「甘酒」。
やさしい甘みがあり、「愛犬にも一緒に飲ませてあげたい」と思う方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、酒粕やアルコールを含まず、原材料を確認した米麹甘酒であれば、犬にも少量から楽しんでもらうことができます。

ただし、「甘酒なら何でも大丈夫」というわけではありません。

甘酒には、米麹から作られるものと酒粕から作られるものがあります。愛犬にあげるときには、この違いを知っておくことが大切です。

今回は、犬に甘酒を与えても大丈夫なのか、米麹甘酒の特徴や期待できること、選び方、与えるときの注意点についてご紹介します。

◆愛犬に「甘酒」を与えても大丈夫

甘酒には、大きく分けて米麹(米こうじ)を使って作るものと、酒粕を使って作るものがあります。
犬に与える場合、この違いはとても重要です。

〈米麹甘酒〉

米麹甘酒は、米こうじや米、水などを使い、お米のでんぷんを糖に変えることで作られる飲み物です。酒粕を使わず、アルコールを含まない米麹甘酒であれば、犬も楽しむことができます。

ただし、市販されている甘酒は商品によって原材料や製造方法が異なります。「米麹甘酒」と書かれていることだけで判断せず、酒粕やアルコールが使われていないか、ほかにどのような原材料が入っているかまで確認しましょう。

〈酒粕甘酒〉

一方、酒粕は日本酒を造る過程でできるものです。酒粕を使った甘酒にはアルコールが残っている場合があり、アルコールは犬のからだに有害です。

酒粕を使った甘酒や、アルコールを含む甘酒は犬には与えないでください。

◆米麹の「甘酒」を与えることで期待できること

「犬に甘酒をあげると、どんな効果があるの?」と気になる方もいるかもしれません。

甘酒は「飲む点滴」と呼ばれることもありますが、これは甘酒に含まれる栄養をイメージした呼び方で、点滴と同じような働きがあるという意味ではありません。

米麹甘酒という食品が持つ特徴から、愛犬のおやつとしてどんな楽しみ方ができるのかを見ていきましょう。

〈エネルギー源となる糖質を含む〉

米麹甘酒には、米のでんぷんが分解されて生まれるぶどう糖などの糖質が含まれています。そのため、エネルギーを含むおやつのひとつとして取り入れることができます。

一方で、甘酒だけで犬に必要な栄養を補えるわけではありません。

「からだに良さそうだから」とたくさん与えるのではなく、いつもの食事を基本に、楽しみとして少量を取り入れるくらいに考えるのがおすすめです。

〈水分をとるきっかけにも〉

甘酒は水分を多く含む食品です。
いつものおやつとは少し違った形で、水分と一緒に楽しめることも甘酒の特徴のひとつです。

もちろん、甘酒はお水の代わりではありません。いつでも新鮮なお水を飲めるようにしたうえで、水分を含んだおやつの選択肢として楽しみましょう。

〈愛犬といっしょに楽しめる〉

米麹甘酒には、お米のでんぷんが糖に変わることで生まれる自然な甘みがあります。

その味や香りが好きなワンコなら、そのまま少量を楽しんだり、いつものごはんやヨーグルトなどに少し添えたりするのもひとつです。

おやつは、栄養をとるためだけのものではありません。
「おいしいね」と愛犬と一緒に楽しむこと。うれしそうに食べる姿を見ながら過ごすこと。そんな時間そのものも、おやつの大切な役割だとone’s dailyでは考えています。

〈「発酵食品=犬の腸活」とは言い切れません〉

甘酒は発酵食品なので、「腸内環境にもいいのでは?」と思う方もいるかもしれません。

ただし、発酵食品であるという理由だけで、犬の腸内環境を整える、便秘や下痢を改善するといった効果を断定することはできません。

腸内環境には、普段の食事や食物繊維、生活習慣、年齢、体質など、さまざまな要因が関わっています。ひとつの食品だけに特別な働きを求めるのではなく、毎日の食事全体の中で考えていくことが大切です。

◆犬用甘酒を選ぶときに確認したいこと

「犬用甘酒」として販売されているものだけでなく、人向けの米麹甘酒を愛犬といっしょに楽しみたいという方もいるでしょう。

そのときに大切なのは、「犬用」「人用」という名前だけではなく、実際に何が入っているのかを確認することです。

米・米こうじ・水などを中心としたシンプルなものか、酒粕やアルコールが使われていないか、砂糖や甘味料などが加えられていないか。愛犬に与える前に、原材料表示を確認する習慣をつけておくと安心です。

◆「甘酒」を与える際の注意点

〈はじめは少量ずつ〉

はじめて米麹甘酒を与える場合は、一度にたくさん与えず、少量から試しましょう。

同じ食品でも、犬によって体質や食べ物との相性は異なります。
食べたあとの様子や便の状態などを見ながら、愛犬に合った楽しみ方を見つけてあげてください。

〈酒粕で作られた甘酒はNG〉

繰り返しになりますが、酒粕を使った甘酒や、アルコールを含む甘酒は犬には与えられません。商品名だけでは分かりにくいこともあるので、購入するときには原材料表示を確認しましょう。

〈与えすぎには注意〉

砂糖を加えていない米麹甘酒にも、糖質やカロリーは含まれています。

「砂糖不使用だから、たくさん飲んでも大丈夫」というわけではありません。
その日に食べるほかのおやつや主食とのバランスも考えながら、少量を楽しみましょう。

〈持病や食事制限がある場合は獣医師に相談を〉

持病がある、療法食を食べている、服薬中などの場合は、甘酒を取り入れる前にかかりつけの獣医師へ相談してください。

また、食欲がない、水をあまり飲まないといった状態が続いている場合も、「甘酒なら飲んでくれるから大丈夫」と考えず、その原因を確認することが大切です。

◆甘酒と「米こうじ」は同じもの?

ここまでご紹介してきた米麹甘酒。その名前にも入っている「米こうじ」とは、そもそも何なのでしょうか。

米こうじは、蒸したお米に麹菌を繁殖させたものです。そして米麹甘酒は、その米こうじなどを使い、お米のでんぷんを糖に変えることで作られます。

つまり、米こうじそのものと甘酒は同じものではありません。
米こうじが「素材」、米麹甘酒は「米こうじから作られる食品のひとつ」と考えると分かりやすいでしょう。

甘酒は、昔から親しまれてきた米こうじの楽しみ方のひとつなのです。

◆one’s dailyでも、犬と人がいっしょに楽しめる甘酒を作ってきました

one’s dailyでは以前、米麹甘酒と季節の果物などを使った「生甘酒スムージー」を販売していました。

現在は販売を終了していますが、旧シリーズでは累計10,000食以上をお届けしました。

大切にしていたのは、「犬だけのもの」にしないこと。

人が食べる食品として作り、愛犬と飼い主さんが同じものを味わいながら、いっしょのおやつ時間を楽しめる商品としてお届けしていました。

実際に、こんなお声もいただいています。

「我が家のワンコ(1.2キロ)にはスムージーの蓋に注いであげてみたところ、とても美味しそうに舐めて、すぐにおかわりを要求されました笑」

― トムさん

「うちのワンコにはいつも食べてる無糖ヨーグルトにトッピングしてあげましたが、喜んで食べてました。」

― ゆみえもんさん

愛犬がおいしそうに食べること。飼い主さんも同じものを味わうこと。

「同じものを、いっしょに楽しむ」。

商品が変わった今も、one’s dailyが大切にしていることのひとつです。

※ご紹介している生甘酒スムージーは、現在販売を終了しています。お客様の声は販売当時にいただいたレビューより抜粋しています。

◆米こうじは、現在のone’s dailyのおやつにも

現在、one’s dailyでは甘酒商品の販売は行っていません。
しかし、米こうじという素材は、今の商品づくりにもつながっています。

one’s dailyの「毎日のおやつ」シリーズ・デイリズムでは、米こうじ粉末を、ひるリズムの3種類のクッキーと、よるリズムの2種類のブレンドに使用しています。

もちろん、これらを以前の甘酒の代わりとは考えていませんし、「米こうじを食べれば○○にいい」と、ひとつの素材だけに大きな健康効果を求めているわけでもありません。

デイリズムでは、米こうじをはじめ、穀物、野菜、海藻、発酵素材など、さまざまな食材を組み合わせながら、愛犬が毎日おいしく、楽しく続けられるおやつを考えています。

甘酒をきっかけに「米こうじ」という素材に興味を持った方は、現在のおやつに使っている素材についてもご覧いただけたらうれしいです。

デイリズムで使用している素材を詳しく見る

◆まとめ

犬に甘酒を与えるなら、酒粕やアルコールを含まない米麹甘酒を選び、原材料を確認したうえで少量から取り入れましょう。

米麹甘酒には、エネルギー源となる糖質が含まれ、水分も一緒にとることができます。
一方で、「発酵食品だから」「からだに良さそうだから」と特別な健康効果を期待してたくさん与えるものではありません。

いつもの食事とのバランスを大切にしながら、おやつのひとつとして楽しんでください。

甘酒という形でも、いつものおやつという形でも。

愛犬が「おいしい」と楽しんでくれること。
そして、その姿を見ながらいっしょに過ごす時間が、飼い主さんにとってもうれしいものであること。

そんな毎日の小さなよろこびを、食を通して増やしていけたらと思います。