Column コラム

防災の日だからこそ、愛犬との暮らしを見直そう|犬と暮らす人の災害対策ガイド

毎年9月1日は「防災の日」。1923年に発生した関東大震災を教訓に、災害への備えを再確認する日として制定されました。地震や台風、豪雨など、いつどこで起きてもおかしくない自然災害。私たち人間はもちろんのこと、大切な家族である愛犬の命を守るためにも、防災への備えは欠かせません。

特に近年は「ペットの同行避難」が原則とされるようになり、避難所にも愛犬を連れていくことが基本となっています。しかしその一方で、「周囲に迷惑をかけないための準備」や「犬が安心できる環境づくり」まで考えて備えているご家庭はまだ少ないのが現実です。だからこそ、防災の日をきっかけに、犬と暮らす私たちができることを一緒に見直していきましょう。

犬と暮らす家庭が日頃から準備しておきたい防災対策

1. 犬用の防災グッズをまとめておこう(持ち出し袋)

非常用持ち出し袋には、フードや水飲み用の器、リード、排泄用品、毛布、薬など、犬に必要なものをあらかじめセットにしておきましょう。人間用とは分けて「犬専用リュック」を用意しておくと安心です。

わが家では、普段のおさんぽバッグの持ち手部分にフードボウルをぶら下げています。フードボウルは折りたたみ式・シリコン製でキーリングがついているもの。外出先で急遽、食事やおやつ(甘酒やヨーグルトなど)を与えることになったときにも使えるから。おおざっぱな飼い主が「必要なときだけ持って出かける」のが苦手で、いつでも持ち歩いています。

2. 食料・飲料水の備蓄は「最低5日分」が目安

災害時は物流が止まり、ペットフードの供給が途絶える可能性があります。最低でも5日分、できれば1週間分のフードと飲料水を備蓄しておくことをおすすめします。
ただでさえ環境が変わってストレスを感じやすいので、食べ慣れたフードを用意しておきましょう。

3. 健康情報・ワクチン接種履歴などをまとめておく

持病や薬がある犬は特に、診察券やワクチン記録、アレルギー情報をコピーして袋に入れておきましょう。避難所での受診や他の動物との接触に備えることができます。

4. キャリーケース、クレートは「避難所生活」を想定したものを

キャリーケースには普段から慣れておくことが大切です。避難先では狭い空間で過ごすこともあるため、安心して入れるハウスとして日頃から活用しておきましょう。

環境省が推進している「同行避難」はペットと一緒に避難所へ入れるという意味ではありません。一緒に入れるのは「同伴避難」と呼ばれていますが、「同伴避難」においても、同室で過ごせるかは避難所によって異なります。飼い主と離れるだけでも不安でいっぱいなはずなので、せめてクレートへの苦手意識がないよう慣れさせておきましょう。

5. 飼い主自身の備えも忘れずに

飼い主が心身ともに疲弊してしまえば、犬も不安を感じます。人間の備蓄品やストレス対策も、犬の安心につながる大切な要素です。

災害時に慌てないために|平時からできる習慣と備え

防災袋の定期的な見直し(賞味期限やサイズ変化)

フードやおやつの賞味期限は意外と短いもの。3ヶ月に一度は中身を見直し、年齢・体重の変化に合わせて入れ替えましょう。賞味期限が切れないうちに、ふだんの食事やおやつとして消費し、買い足していく「ローリングストック」がおすすめです。

「迷子対策」は日常から(首輪・鑑札・マイクロチップ)

首輪や迷子札、鑑札、マイクロチップは災害時に命を守る「身分証明書」です。普段から必ず装着・登録情報の最新化を。

避難先の情報を事前にリサーチしておこう

近隣の避難所がペット受け入れ可か、ルールはどうかを確認しましょう。自宅・職場・実家など複数拠点からの避難ルートも想定しておくと安心です。

非常時にも安心!「犬のおやつ」を備蓄に入れておく理由

災害時の環境は、犬にとっても大きなストレス。そんなときに「食べ慣れたおやつ」があるだけで、安心感を与え、心を落ち着けてくれます。選ぶポイントは以下の通りです。

  • 軽量で持ち運びやすいこと
  • 常温保存ができること
  • 栄養や満腹感を得られること

当社おすすめ:まるごと焼き安納芋クッキー

  • 比較的賞味期限が長く、常温で保存可能
  • 原材料は安納芋とごく少量の米油のみ
  • 満腹感があり、非常時の補食にも向いている
  • 砂糖不使用でも自然な甘みで、ヒトと犬が一緒に食べられる

限られた食料で過ごす非常時でも、愛犬と一緒に分け合えるおやつがあると、飼い主の心も少し落ち着くはずです。

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【保存版】犬と一緒に避難するためのチェックリスト

  • 犬用フード・水・食器
  • リード・ハーネス・キャリーケース
  • 排泄用品(ペットシーツ・うんち袋)
  • 常備薬・ワクチン接種記録・健康手帳
  • タオルや毛布
  • 犬用おやつ(食べ慣れたもの・常温保存できるもの)

まとめ|「うちの子を守れるのは、私だけ」

災害はいつ起こるかわかりません。ほんの少しの準備が、大切な命を守る大きな一歩になります。「うちの子を守れるのは私だけ」――その思いを胸に、防災の日の今日だからこそ、愛犬のための備えを一度見直してみませんか。今日できる小さな準備が、もしもの時にきっと役立つはずです。