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犬に白胡麻(白ごま)をあげても大丈夫?セサミンなどの栄養と期待できる働き、与え方・注意点を解説

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ごま和えやおひたし、ふりかけなど、日本の食卓でも身近な「白胡麻(白ごま)」。小さな粒ですが、香ばしい風味に加え、不飽和脂肪酸や食物繊維、ミネラル、そして「セサミン」に代表されるごま特有の成分を含む食材です。

そんな白ごまを見て、「犬も食べて大丈夫?」「白ごまにはどんな栄養があるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

結論からいうと、健康な犬であれば、白ごまを食べて大丈夫です。

ただし、ごまは脂質とカロリーが高い食材です。「からだによさそうだから」とたくさん与えるのではなく、毎日の食事やおやつにうまく取り入れるくらいがちょうどよいでしょう。

犬に白ごまをあげても大丈夫?

白ごまは、犬にとって中毒を起こす食材として知られているものではなく、味付けをしていないものであれば与えることができます。

白ごま、黒ごま、金ごまなどがありますが、いずれもゴマ科ゴマ属の植物「ゴマ」の種子です。種皮の色などによって見た目や風味、含まれる植物成分には多少の違いがありますが、基本的な食品としての性質は共通しています。

文部科学省の日本食品標準成分表では、「いりごま」100gあたり、たんぱく質20.3g、脂質54.2g、食物繊維12.6gを含み、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルも含まれています。

ただし、これは100gあたりの値です。実際に犬に与える白ごまはごく少量なので、白ごまだけで必要な栄養を補おうとするのではなく、さまざまな食材を楽しむためのひとつとして考えるのがおすすめです。

白胡麻に含まれる主な栄養と、犬に期待できる働き

不飽和脂肪酸|リノール酸やオレイン酸を含む

ごまの半分以上を占めるのが脂質です。

脂質というと「できるだけ控えたほうがよいもの」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、脂質はエネルギー源になるだけでなく、細胞膜や皮膚、被毛など、からだをつくるためにも必要な栄養素です。

ごまには、オメガ6系脂肪酸のリノール酸や、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が多く含まれています。

特にリノール酸は犬にとっても必要な脂肪酸のひとつです。ただし、脂肪酸は白ごまだけから摂る必要はありません。普段の主食で栄養バランスがとれている場合は、白ごまはあくまでプラスアルファの食材として楽しみましょう。

ごまリグナン|セサミン・セサモリンなどの特徴的な成分

ごまを語るうえで欠かせないのが、「ごまリグナン」と呼ばれる植物成分です。

代表的なものにセサミン、セサモリンなどがあり、抗酸化に関わる働きや脂質代謝との関係について、細胞・動物試験やヒトを対象とした研究など、さまざまな研究が行われています。

「セサミン」という名前は、サプリメントなどで耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

ただし、こうした研究結果を、そのまま犬が白ごまを食べた場合の健康効果として当てはめることはできません。現在のところ、白ごまを犬に与えることで特定の病気を予防したり、健康状態を改善したりすると確認されているわけではありません。

特定の効果を期待して与えるのではなく、さまざまな栄養成分や植物成分を含む食材のひとつとして楽しむのがよいでしょう。

食物繊維|毎日の食生活に取り入れたい成分のひとつ

いりごまには、100gあたり12.6gの食物繊維が含まれています。

食物繊維は、適量であれば便の状態や腸内環境を考えるうえでも大切な栄養成分のひとつです。

もちろん、白ごまを少量加えるだけで腸内環境がととのうわけではありません。食物繊維にはさまざまな性質があり、普段の主食やほかの食材とのバランス、愛犬の体調に合わせて取り入れることが大切です。

ミネラル|カルシウム・マグネシウム・鉄など

ごまには、カルシウムやマグネシウム、鉄、亜鉛、銅など、さまざまなミネラルが含まれています。

ミネラルは、骨や歯だけでなく、筋肉や神経、さまざまな酵素の働きなどにも関係する栄養素です。

ただし、犬にとって必要なミネラルにはそれぞれ適切な量やバランスがあります。白ごまを「カルシウム補給」など特定の栄養素を補う目的で大量に与える必要はありません。

犬に白ごまを与えるなら「すりごま」がおすすめ

犬に白ごまを取り入れるなら、粒のままのいりごまよりも、細かくすった「すりごま」がおすすめです。

ごまはとても小さな種子なので、そのままでは十分にかみ砕かれず、粒のまま便に出てくることがあります。すりつぶすことでごまの中身が露出し、ごはんなどにも混ぜやすくなります。

香ばしい香りが広がるのも、すりごまのよいところ。いつものごはんにほんの少し加えるだけでも、食事の楽しみを広げることができます。

市販品を使う場合は、食塩や砂糖、調味料などが加えられていない「ごま100%」のものを選びましょう。

犬に白胡麻を与えるときの注意点

与えすぎない

ごまは栄養価の高い食材ですが、同時に脂質とエネルギーも多く含みます。いりごま100gあたりのエネルギーは約605kcal、脂質は54.2gです。

犬に100gものごまを与えることはありませんが、小さな食材だからと無意識に量が増えないよう注意しましょう。

おやつやトッピングは、一日の食事全体とのバランスを考えて少量にすることが基本です。

味付きのごま加工品は避ける

「ごま」そのものが食べられても、人用のごま料理や加工品がそのまま犬に適しているとは限りません。

ごま塩、ごまだれ、ごまドレッシング、ごませんべいなどには、食塩、砂糖、調味料、油などが多く使われている場合があります。

犬に与える場合は、味付けされていない白胡麻や白すりごまを選びましょう。

初めての場合は少量から

どんな食材でも、体質によって合う・合わないがあります。

初めて白胡麻を与える場合はごく少量から始め、便の状態や吐き気、皮膚のかゆみなど、普段と違う様子がないか確認してください。

食物アレルギーがある犬や、膵炎の既往がある犬、脂質制限を指示されている犬、消化器疾患などで治療中の犬、療法食を利用している犬は、自己判断で追加せず、かかりつけの獣医師に相談してください。

白ごまと黒ごま、犬にはどちらがいい?

白ごまと黒ごまでは、種皮の色だけでなく、ポリフェノールやリグナンなどの植物成分の組成に違いがみられる研究があります。

ただし、ごまに含まれる成分量は品種や産地、加工方法などによっても異なるため、色だけを見て「白ごまより黒ごまのほうが栄養価が高い」と単純に判断することはできません。

また、「犬には白ごまのほうがよい」「黒ごまのほうが健康によい」と判断できるだけの研究もありません。

どちらかを特別な健康食品として考えるよりも、味付けがされていないこと、与えすぎないこと、食べやすい状態にすることのほうが大切です。

one’s dailyでは「ひるリズム」に白すりごまを

one’s dailyの「毎日のおやつ」シリーズ「デイリズム」では、ひるリズムの「ごま×小松菜クッキー」に白すりごまを使用しています。

ごま×小松菜クッキーには、白すりごまのほか、オーツ麦、米こうじ、米油、てんさいオリゴ糖、小松菜、犬由来乳酸菌などを組み合わせています。

白ごまは、香ばしい風味を楽しめることに加え、不飽和脂肪酸や食物繊維、ミネラル、ごまに特徴的な植物成分を含む素材として取り入れています。

ただし、白ごまひとつに大きな健康効果を求めているわけではありません。

いろいろな特徴をもつ食材を組み合わせながら、日中のおやつ時間をおいしく、楽しく。そのうえで、毎日の食にも寄り添えるものにすること。それが「ひるリズム」の商品設計です。

まとめ|白ごまは少量を上手に楽しもう

白ごまは、健康な犬であれば少量を食べることができる食材です。

リノール酸やオレイン酸などの不飽和脂肪酸、食物繊維、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルに加え、セサミンやセサモリンといった、ごまならではの成分も含んでいます。

一方で、脂質とカロリーが高いため、たくさん食べればよいものではありません。犬に取り入れるなら、味付けをしていないすりごまをほんの少しから。

ひとつの食材に健康の答えを求めるのではなく、いろいろな食材の味や香り、栄養を楽しむことも、毎日の食事の豊かさにつながります。

愛犬とのおいしい時間に、白ごまも小さな選択肢のひとつとして取り入れてみてください。