Column コラム

デイリズム誕生秘話|one’s dailyの「毎日のおやつ」が生まれるまで

目次

デイリズムは、one’s dailyの「毎日のおやつ」として生まれました。

2026年8月、one’s dailyから新しいおやつシリーズ「デイリズム」が生まれました。

腸内環境を意識して商品を設計したこと。
朝・昼・夜という一日の時間に着目したこと。
時間栄養学の考え方を取り入れたこと。

デイリズムには、これまでのone’s dailyにはなかった新しい考え方がたくさん詰まっています。
あらためて振り返ってみると、その始まりは、とてもシンプルなものでした。

毎日あげるおやつだから、健康のことまできちんと考えたものをつくりたい。

でも、

健康のためだからといって、食べる楽しみを我慢してほしくない。

このふたつの想いから、デイリズムは始まりました。

すべての始まりは、陸との暮らしでした

わが家の愛犬・陸は、2014年生まれのカニンヘンダックスフンドです。

陸が1歳半を過ぎたころ、食事について考える出来事がありました。
陸のお腹に赤いポツポツができ、痒がるようになったのです。当時お世話になっていたドッグトレーナーさんから手作り食について教えてもらい、動物病院でも食事について考えるきっかけをもらいました。

食事だけが理由だったと断定することはできませんが、手作りごはんを始めてしばらくすると、お腹の赤みは次第に落ち着いていきました。
その経験から、私自身の考え方は大きく変わりました。

料理家として人の食には長く関わっていたのに、犬の食については知らないことばかり。

毎日食べるものから、からだはつくられていく。
こんなに小さなからだの、ほんのちょっとのごはんだからこそ、大切に選びたい。

そして何より、手作りしたごはんを食べる陸は、本当にうれしそうでした。
目をキラキラさせて、ごはんを待っている。
その姿を見ながら、

健康を考えることと、食べることを楽しむこと。
どちらかを諦めなくてもいいんだ。

そう思うようになりました。

「一緒に食べるって、こんなに楽しい」

わが家では陸のごはんと私たちのごはんを、同じ食材からつくることが増えていきました。もちろん、犬には食べられないものがありますし、味付けも違います。

それでも、肉や魚、野菜など、家族で分け合える食材は思っていた以上にたくさんありました。

やがて、ごはんだけではなく、私がつくったパンケーキやシフォンケーキ、クッキーなども、陸といっしょに楽しむようになりました。

自分が「おいしい」と思うものを食べながら、その隣で陸もうれしそうに食べている。
同じものをいっしょに味わう時間には、ただおなかを満たすだけではない幸せがありました。

「こんな時間を、もっとたくさんの人に届けられたら」

そんな気持ちから、2018年にone’s dailyを始めました。

私たちが大切にしていたのは、

愛犬が喜んでくれること。
人が食べてもおいしいこと。
見たときにも「おいしそう」と気分があがること。
そして、自分たちが納得できる素材や方法でつくること。

「ヒトとワンコが一緒に食べられるおやつ」は、
私たち自身が陸との暮らしの中で感じた幸せを形にしたものでした。

陸がシニアになって気づいた、「毎日のおやつ」のこと

one’s dailyを続けているあいだに、陸も少しずつ年齢を重ねていきました。
若いころにはそれほど気にしていなかったことも、シニアになると気になるようになります。

毎日食べるものだから、どんな素材でできているのか。
どのくらい食べるのか。
カロリーや脂質はどうだろう。

自分たちでつくった商品に自信がなかったわけではありません。
どの商品も、何度も試作をして、納得して販売してきました。

それでも、いざ家で陸に毎日あげるおやつを選ぶときには、私は自然と、よりシンプルなものを選ぶようになっていました。

クッキーなら安納芋クッキー。ドライアップルやドライ納豆、お魚のジャーキーなど、なるべく素材そのもののおいしさを感じられるもの。

陸がシニアになったことで、私は「毎日のおやつ」について、以前より深く考えるようになりました。
考えていくうちに、これはシニアになってから考えればいいことではない、と思うようになりました。

健康のことは、できれば若いうちから少しずつ考えていきたい。
だからといって、健康のためだけに、おやつの楽しさを小さくしたいわけでもありません。

それはきっと、人も同じです。

からだのことを考えながらも、おいしく食べたい。
楽しく続けたい。

愛犬にとっても、毎日のおやつが「からだのために我慢するもの」ではなく、
うれしくて、楽しくて、そのうえで健康のことまで考えられる時間になったらいい。

そこで、ひとつの問いが生まれました。

「毎日のおやつを、もっとおいしく、楽しく。
その中で、健康のことまできちんと考えたものにできないだろうか」

これが、デイリズムの商品開発の本当の始まりです。

最初に考えていたのは「腸」でした

新しい毎日のおやつを考えるなかで、まず関心を持ったのは腸内環境でした。

もともと私は発酵食品が好きで、人の食についても腸内環境への関心を持っていました。one’s dailyでも、こうじ甘酒やオートミールを使った商品など、以前から少しずつ腸を意識した商品づくりをしていました。

新しいおやつでは、それをもう少し深く考えてみよう。
食物繊維や発酵素材、乳酸菌など、毎日の食事の中に取り入れやすいものを使えないだろうか。
そんなことを考えているときに出会ったのが、麻布大学で研究されてきた犬由来乳酸菌HÜGBIO®でした。

そしてさらに学びを進めるなかで、「何を食べるか」だけではなく、「いつ食べるか」にも目を向ける「時間栄養学」という考え方とつながっていきました。

たとえば人では、同じものを食べても、朝に食べるのと夜に食べるのでは、からだの反応が同じとは限りません。食べるものだけでなく、食べる時間とからだの関係まで考えるのが、時間栄養学です。

時間栄養学という言葉や、その考え方には以前から触れていましたが、
「これを犬の毎日のおやつに取り入れたら、どんなことができるだろう」
と考えたのは、このときが初めてでした。

そこから、時間栄養学を長年研究されてきた柴田重信先生にも相談しながら、朝・昼・夜それぞれの商品について、素材や配合を少しずつ組み立てていきました。

時間栄養学は、陸に毎日あげたいおやつを考えるなかで、「食べる時間」まで考えるきっかけになった、大切なひとつの視点です。

腸内環境も、乳酸菌も、素材や栄養も、どれも大切。
毎日のおやつを、もっと気持ちよく選べるものにするために考えてきました。

健康のために、楽しみを減らしたくない

商品開発で何度も戻ってきたのは、
「これは陸にあげたいだろうか」
という問いでした。

数字や成分だけを見ればよくても、おいしくなければ違う。
健康を考えすぎるあまり、食べる楽しみがなくなっても違う。

反対に、おいしいだけで毎日たくさんあげることに迷ってしまうものも、私たちが今つくりたいおやつとは少し違う。

健康か、おいしさか。
その二択にしたくありませんでした。

陸には、できるだけ長く元気でいてほしい。
でも、それと同じくらい、
食べることが大好きな陸には、今日のおやつをうれしそうに食べてほしい。

デイリズムは、その両方を考えながらつくった「毎日のおやつ」です。

毎日食べるものだから、素材や栄養、腸内環境、食べる時間のことまできちんと考える。

でもその前に、

おいしいこと。
愛犬がよろこんでくれること。
あげる私たちもうれしいこと。

そこを忘れない。

それが、one’s dailyから生まれた「デイリズム」です。

毎日のおやつを、もっとおいしく、もっと楽しく。

振り返ると、2015年に陸のごはんを手作りし始めたころから、私が考えてきたことはあまり変わっていないのかもしれません。

陸が喜ぶものをつくりたい。
食べる時間を、幸せなものにしたい。
自分が納得できるものを届けたい。
そして、健康と楽しみのどちらも諦めたくない。

デイリズムには、時間栄養学や腸内環境という新しい考え方が加わりました。
でも、その中心にあるものは、ずっと同じです。

うちの子に、あげたいか。

これからも、そこから考えていきます。

特別なことを頑張るのではなく、いつものおやつの時間が少し楽しくて、その積み重ねが健やかな明日につながっていく。

そんな毎日を、one’s dailyはつくっていきたいと思っています。

ヒトとワンコの明日を、今日よりも笑顔にする。

そのためのひとつの「毎日のおやつ」として、デイリズムを育てていきます。